ラグビーとアメリカンフットボールの違い
ラグビーとアメリカンフットボールは、どちらも楕円形のボールを扱う球技で、フィールドプレーヤー15人ずつで対戦するスポーツです。しかし、ルールや戦術にはさまざまな違いがあり、両者を明確に区別することができます。
基本的なルール
ラグビーとアメリカンフットボールの最も大きな違いは、ボールを扱う方法です。ラグビーでは、ボールを前に進めるためには、走ったり、パスしたり、またはボールを抱えながら相手選手を倒し(タックル)、進んでいきます。一方、アメリカンフットボールでは、ボールを前に進めるためには、パスを投げたり、ボールを抱えながら相手選手を倒したり(タックル)、またはボールを地面に置いて相手選手に触らせたり(フォースアウト)する方法があります。
戦術
ラグビーでは、ボールを前に進める際に、ボールを保持している選手と、ボールを運ぶ選手をサポートする選手が協力してプレーします。また、ボールを奪い返す際には、タックルやスクラムを駆使してボールを奪う必要があります。
一方、アメリカンフットボールでは、パスを投げる選手(クォーターバック)と、パスを受け取る選手(レシーバー)が中心となってプレーが展開されます。また、ボールを奪い返す際には、タックルやインターセプトを駆使してボールを奪う必要があります。
得点方法
ラグビーとアメリカンフットボールの得点方法も異なります。ラグビーでは、ボールを敵陣地の端にあるインゴールに地面につけることでトライとなり、5点が得点されます。また、トライを決めてゴールポストに蹴り込んでゴールを決めると2点が得点されます。さらに、ペナルティキックを決めると3点が得点されます。
一方、アメリカンフットボールでは、ボールを敵陣地の端にあるエンドゾーンにボールを持って入るか、エンドゾーンにいる選手にパスを投げて受けさせることでタッチダウンとなり、6点が得点されます。また、タッチダウンを決めてからゴールポストに蹴り込んでゴールを決めると1点が得点されます。さらに、ペナルティキックを決めると3点が得点されます。
その他
ラグビーとアメリカンフットボールは、以下のような点も異なります。
- フィールドサイズ:ラグビーは長さ100m、幅70mのフィールドで行われ、アメリカンフットボールは長さ100ヤード、幅53.33ヤードのフィールドで行われ、ラグビーのフィールドはアメリカンフットボールのフィールドの約2倍の広さがあります。
- 試合時間:ラグビーは前半40分、後半40分の合計80分で行われ、アメリカンフットボールは前半15分、後半15分の合計30分で行われ、ラグビーの試合時間はアメリカンフットボールの試合時間の約3倍です。
- 装備:ラグビーでは防具の着用は必須ではありませんが、アメリカンフットボールでは、頭部や肩、膝などの部位に保護用のパッドを付けることが義務付けられています。
ラグビーとアメリカンフットボールは、どちらも魅力的なスポーツです。どちらのスポーツもぜひ一度観戦してみてはいかがでしょうか。